富山地鉄の旅③ コンクリートに囲まれた駅 Travel by the Toyama Chihō Raylway in Japan PART.3
コンクリートで囲まれた駅 大川寺駅へ
2020年9月に富山地方鉄道沿線に向かった際の記録です。今更ながら更新していきます。
(岩峅寺駅:17480形)
岩峅寺駅から隣駅の大川寺駅へ歩いて向かうことにしました。この大川寺駅は実はちょっと不気味な、変わった外観の駅なんです。
(立山温泉ホテル雄山)
線路沿いを歩いていくとぼろぼろの建物が目に入りました。おそらく廃墟となったホテルですが、公式アカウントとみられるTwitterアカウントによれば、2014年12月から営業を休止しているとのことです。
(立山温泉ホテル雄山)
壁面に絵がかいてあるようですが、ペンキがはがれたのか少し不気味な状態です。
駅の手前で立山線に並走してきた常願寺川に架かる陸橋を渡ります。
(大川寺駅外観)
こちらが駅の外観です。丘の麓にある駅です。
トンネルのような「スノーシェルター」に囲まれています。
調べてみると、かつては後ろの丘に「大川寺遊園」という遊園地があり、県内有数の遊園地として多くの人出でにぎわっていたそうです*2。1996年に経営悪化で閉園になったとのこと。
閉園と言えば、西武池袋線沿線、練馬区内にある「としまえん」も今後段階的に閉園することが2月初めに明らかになり、話題になりました。歴史のある遊園地で、子供のころに何度も遊びに行った所ですので、非常に残念です。
果たして跡地はどうなるのか、豊島園線の「豊島園駅」はどうなるのか気になっています。個人的には都立公園にして、「豊島園」という駅名は残してほしいところです。
(大川寺駅外観)
この階段を上り、待合室へ。
(大川寺駅待合室)
広い待合室です。夏なので窓は開けられていました。
(大川寺駅待合室)
先ほどの写真の反対側です。何もない寂しい駅舎ですが、昔は事務室などがあったように見えます。
(大川寺駅ホーム)
正直、電車が本当に来るのか不安。少し暗めで、コンクリートむき出しのため少し不気味な雰囲気です。かつては多くの人でにぎわっていたのかなぁと思ったり…。
(大川寺駅:17480形)
電車が来て安心しました。
越中中村駅で下車
(越中中村駅:14760形)
撮影ポイントがあるようなので、こちらの駅に向かいました。隣の線路は、第三セクターあいの風とやま鉄道です。
西魚津駅方面に向かい、こんな感じの道路を歩いていきます。 残念ながら天気が悪くなってきました。
(越中中村~西魚津:10030形)
暗すぎますね。
(加工)
上手い感じの構図も見つかりませんでした。
(あいの風とやま鉄道)
西魚津駅の駅舎を見る
(西魚津駅 外観)
よく残ってるな~という感じの駅舎で、味があります。歴史ある駅舎でしょうから、今後も残していってほしいと思います。こういう駅があるから地鉄は途中下車してみると面白い路線です。
古い駅舎も原型はそのまま、改修して使用しているようで、ありがたいですね。例えば、有峰口駅など。
(西魚津駅 外観)
(西魚津駅 待合室内)
古い駅舎ですがしっかり管理されているようです。
(西魚津駅 待合室内)
(西魚津駅 ホーム)
雨の日などは特に趣がありそうです。
(西魚津駅:10030形)
この電車に乗って電鉄富山駅へ戻りました。
路面電車を撮影
大分暗くなってきましたが、富山軌道線(路面電車)を撮影しました。
水戸岡氏デザインの観光電車で2014年より運行しています。
軌道線内(路面電車)では昔ながらの路面電車が主力車両として現役です。低床連接の新型車両と共存していて、乗っても見ても楽しいですね。
最近、富山駅北側を走っていた「富山ライトレール」の線路と、南側の富山地方鉄道軌道線(路面電車)が南北接続し、話題になっていました。今後は全線の運行を富山地鉄が担うため、北側から南側にアクセスする際の運賃が安くなるほか、乗り換え時間が無くなりアクセスが向上するそうです(日本経済新聞2020年3月20日『100年の夢実現 富山の路面電車 南北接続で発車式』*3)。
この日は駅の近くのホテルに宿泊しました。
翌朝は市内を走る富山地鉄軌道線 沿線を巡ります!!