セ~ブふぁん備忘録2

旅の記録です。

《ご案内》新型コロナウイルス感染拡大予防のため、残念ながらしばらくの間は遠出できなくなりました。記事を加筆修正するなどしていきます。

東武特急スペーシア個室に初乗車!

特急スペーシアXのデビューが話題となっていますね。

私は、先日東武特急スペーシアに初乗車してきました。スペーシアは個室も備えた豪華な特急電車ですが、この個室を前々から利用してみたかったんですよね。

 

予約を取ったのは1か月前。しかも朝早い電車(7時50分浅草発)しか取れませんでした。梅雨時なので天気が心配でしたが、ラッキーなことにこの日は良く晴れました。

 

朝早い時間になかなか浅草に来ることもないので、駅周辺をふらっと歩いてみます。百貨店と駅舎が一体となり建てられたのは浅草駅が初めてらしいですね。歴史ある駅舎です。

 

雷門へ。まだ朝早い時間なので人はまばらでしたが、こんな時間でも外国人観光客がちらほら。空いていてなおかつまだ涼しい時間に来るのは正解ですね。

 

改札を抜けるとすでに特急けごん(スペーシア)が留まっていました。重厚なデザインで一目で「特急」であることがわかります。

こんな感じの昭和の香りがするルックスですが、車体はアルミ製で軽量化されています。

 

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早速乗車します。最後尾6号車が個室を備えた車両です。寝台列車のB寝台を彷彿とさせる配置にテンションが上がります。

 

こちらが個室内部です。第一印象、結構広いです。

床はカーペット。テーブルは大理石。肘おきは金色。バブル時代の余韻を色濃く残しています。令和の時代にまだ乗れるとは感動です。

 

浅草駅を発車し、急カーブを抜け隅田川を渡ると、東京スカイツリー駅に停車します。

動き出してわかるのは、その静粛性です。デザインは年季が入っていますが、制御システムはVVVFインバータとのことで走行中も静かです。

1990年デビューとのことですので、西武10000系電車と同年代のはずですが、西武は古い車両から流用した抵抗制御であるのに対し、こちらはVVVF制御で静かに滑らかに走行します。特急車両への気合の入れようがわかります。

 

銘板も渋いです。

 

車窓はどんどん長閑になっていきます。乗車時間は約2時間。なんと贅沢な時間なのでしょうか…。

 

天井を見てみても、造りが凝っていることがわかります。座席ごとに読書灯までついています。夜に乗れば気分は寝台車でしょうね~

 

エアコンの強弱、ライト操作も部屋ごとにできるようになっています。

 

座席はふかふかで、まるでソファーのような座り心地でした。2時間座っていても全然苦ではありません。新型車両のスペーシアXはこの座席の座り心地を越えられるのでしょうか!

そしてなんとカーテンは薄手のものと、日差しを遮る厚めのものの2枚装備しています。そこまでするかと思ってしまいます。

 

2時間あっという間に東武日光駅に到着しました。なんというか、東武日光止まりでなくてこのまま北海道まで連れて行ってほしい…。

 

東武日光駅です。

 

日光の観光を楽しみました。

 

帰りは早い時間だったのでガラガラでしたが、せっかくなのでまた個室を利用しました。靴を脱いで寝転がってみると、気分は寝台列車…。

 

夏休み感のある車窓を眺めて、ゆったりとした時間が流れていきます。

 

特急スペーシアの個室、乗ってみたいな~と思いながらもなかなかその機会がなかったのですが、乗れるうちに乗っておこうということで、今回行ってきました。

 

午後2時ごろ、浅草に戻ってきました。よい小旅行でした。