セ~ブふぁん備忘録2

旅の記録です。

《ご案内》新型コロナウイルス感染拡大予防のため、残念ながらしばらくの間は遠出できなくなりました。記事を加筆修正するなどしていきます。

ローカル私鉄【岳南電車】の旅  Travel by The Gakunan Railway line in Shizuoka Japan

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なんと年を越してしまいました。まだ昨年9月に訪れた「富山地鉄」について書ききれておりません。また、最近西武線の40000系甲種輸送も見に行ってはいるのですが、また次回に回します。

富山地鉄の記事はこちら

 今回は静岡県を走る「岳南電車」沿線を訪れた際の記録を綴ります。しばらく前にツイッターで存在を知り、ずっと訪れたいなと考えていましたが、如何せん「吉原駅」まで自宅からなかなかの距離があるため、見送っていました。 

ローカル私鉄 岳南電車の旅 Travel by The Gakunan Railway in Shizuoka Japan

 今回、よく晴れた暖かい日になるとの予報だったため、往路は新宿から沼津まで高速バス「新宿・渋谷~三島・沼津線(京王)」*1を利用し、沼津からJR東海道本線吉原駅に向かいます。高速バスはガラガラで座って移動できるので快適でした。バスの時刻の都合上、吉原駅に到着したのは正午ごろ。

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岳南電車路線図

f:id:savebuses-Kamishaku:20200204090433j:plain※今後きれいなものに差し替えます

 岳南電車岳南鉄道)は吉原駅から岳南江尾(がくなんえのお)駅までの全10駅、9.2 km を結んでいます。製紙業が盛んな地域で、2012年までは貨物輸送を主に行っていました。

 There is Gakunan(岳南) Railway line in Fuji city(富士市) Shizuoka prefecture(静岡県) Japan. Total lengh is 9.2 km Yoshiwara(吉原) station to Gakunan-Eno(岳南江尾) station.Fuji city kown as an area where the paper industry thriving and this railway had role of transportion of paper until 2012.But now role of passenger transport only.

岳南電車吉原駅から乗車 Take the train from Gakunan Densha(岳南電車) Yshiwara(吉原) station

沼津から十数分東海道本線に乗車し、吉原駅に到着しました。

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(JR線ホームから見える岳南電車吉原駅

Picture of Gakunan-Densha Yosiwara station taken from the JR lines platform.

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吉原駅に入線する車両)Train approaching to Yosiwara station.

 元京王5000系車両。1995年から富士急1200形として活躍した後、さらに2018年に京王重機で整備を受けた上で岳南電車9000形としてデビュー。*2 

  銚子電鉄でも乗車した車両です。ほかにも、一畑電車(島根)、伊予鉄道(愛媛)、高松琴平電鉄(香川)などで活躍しているそうです。

 This train ran at Keio line(京王線)  in Tokyo as Keio 5000(京王5000系)series before.And after ran at Fujikyuko line (富士急行線)in Yamanashi prefecture since1995,debuted at Gakunan Railway line as Gakunan Type 9000(岳南9000形)in 2018.

日本最大のダルマ市「毘沙門天大祭」臨時ダイヤ Bishamonten Festival day's special train schedul 

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吉原駅で乗客を降ろす岳南電車9000形

 この日は2月1日で、日本最大のダルマ市「毘沙門天大祭」が開催されていました。そのため、岳南電車も多客輸送に対応するため臨時ダイヤで増発していました。

 静岡新聞によると、毎年開催される祭りで、「毘沙門天王が娑婆に下られ、親しく人々の願い事を聞いてくださるというのが大祭の起源」なのだとか。(静岡新聞SBS『毘沙門天大祭』)*3

 

 観光客や鉄道ファン、普段電車を使わないような地元の方々も、この日は電車を使って移動しているように見受けられました。沿線を歩いて感じましたが、やはり地方ですから「車社会」化が一層進んでいるようです。「高校生ぶりに乗った」なんて声も聞こえてきました。

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岳南電車9000形車内)

 車内はきれいです。普段はワンマン運転とのことですが、この日はツーマン運転でした。無人駅では車掌さんに、有人駅では駅員さんに乗車券を見せます。

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(全線1日フリー乗車券)This is Gakunan Railway One day pass.

 今回はこの1日乗車券を利用します。往復するよりも安い720円という設定でお得。

 

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岳南電車9000形車内より)

 須津(すど)川沿いの撮影ポイントで順光になる時間だったため、まずはそこに行ってみることにしました。神谷駅が最寄りです。

神谷駅の撮影スポットへ!

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神谷駅付近から見た富士山)Mt.Fuji seen from near Kamiya station.

 午前中は雲もなくくっきり見えていましたが、午後には雲がかかってきてしまいました。残念ながらこの日はこの後雲が取れた姿は拝めず終わりました。富士山を狙うなら午前中がいいようです(自宅から向かって午前中につくのは難しいです)。

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岳南電車9000形須津~神谷Taken between Sudo Sta. and Kamiya Sta.

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岳南電車8000形:須津~神谷

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岳南電車8000形:神谷駅ホーム)Platform of Kamiya station.Some people was waiting on the platform.Maybe they would go Bishamonten Festival.

祭りに行く人たちでしょうか、地元の方がホームに数人いました。

終点の岳南江尾にはまだ行かず、また吉原方面に戻ります。

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岳南電車8000形車内)Gakunan 8000 type.

オールロングシートです。

工場地帯を歩く

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岳南富士岡駅ホーム)Gakunan-fujioka station.

 車庫がある岳南富士岡駅で下車してみることにしました。この日は暖かかったので躊躇なく途中下車できます。

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岳南富士岡駅駅舎)

 「どこに行かれるんですか」という風に、切符確認の際に駅員に話しかけていただき、少しだけお話ししました。やはり昔(40年位前?)よりも乗客は減り、本数も減っているとのこと。どこにでもマイカーで行く「車社会」化が進んでいるのですね。

 よそ者がガヤガヤ言うのもなんですが、是非貴重な公共交通、岳南電車を残してほしい!過度な「車社会」は、交通弱者を置き去りにする冷たい街を生み出します。また、交通弱者側に回って初めて、わかることもあるでしょう。

 現在は日中でも一時間に2本の頻度で電車が来るので、便利です。

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 とりあえず隣駅の比奈駅まで歩いてみることにしました。「興亜工業」という大きな製紙会社があります。I was walking to Hina station next to Gakunan-fujioka.

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比奈駅岳南富士岡駅と同じく、逆光です。

 This is Hina station.

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比奈駅ホームから岳南富士岡駅方面を見る)Platform of Hina station.

  オレンジ色の車体は遠くからでもよく見えます。「毘沙門天大祭」開催日ということもあってか、ホームには乗車を待つ人の姿も多いです。

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岳南電車9000形比奈駅Gakunan Type 9000 at Hina station.

カッコいいですね。吉原本町駅に向かいます。

 

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岳南電車9000形吉原本町)14時過ぎ。Yosiwara-honcho station.

 吉原駅から神谷駅に向かう際に、味のあるホームが見え気になった吉原本町駅で下車。全10駅、全長9.2 kmという路線などで気まぐれで行ったり来たりがしやすいですね。

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吉原本町駅Yosiwara-honcho station.

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 土曜の昼ですが駅近くのとおりはこんな感じで、車は通るけれど歩く人はほとんどいないという様子でした。立派なアーケードがあるだけに寂しい光景です。歩きやすいですねどね(笑)

2月16日(日)に吉原商店街では、ご当地面グルメ、地元酒造などが出店する「吉原まるごとマルシェ」が開催されるとのこと!

 当日の一日フリー乗車券を持っている人は、通常1000円以上買い上げレシートで参加できる、豪華景品が当たる抽選会にも参加できるそうです。岳南電車沿線に行くなら丁度いい機会かもしれません。

(参考:『岳南電車HP』https://www.fujikyu.co.jp/gakunan/yoshiwaramarugotomarche2020.html

https://www.fujikyu.co.jp/gakunan/2020marugoto-12.jpg

yoshiwara-shoutengai.com

 

 

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岳南電車8000形:吉原本町駅Gakunan Type 8000 at Yosiwara-honcho station.

多くの人が電車到着を待っていました。それでは吉原方面に向かいます。

有名撮影スポットへ向かう!

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ジヤトコ前駅This is Jatoco-mae station.

簡素な駅です。時刻は15時前くらいに。

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岳南電車9000形ジヤトコ前~吉原)Taken between Jatoco Sta. and Yosiwara Sta.

松屋マクドナルド、ラウンドワン、快活クラブ。ロードサイド店舗が多いです。

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 もうとっくに順光の時間は過ぎていますが、富士山をバックに電車を撮影できる有名スポットを捜索します。とにかく吉原方面へ向かい歩く。誰も歩かないような「形だけの歩道」なので街路樹が荒れ放題です。頭をぶつけないようかがみながら進みます。

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岳南電車9000形ジヤトコ前~吉原

 だいぶ歩いてしまいましたが、撮影スポットはどうやらここではなく、向かい側の道路のようですね。

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岳南電車8000形:ジヤトコ前~吉原

 ここでしたが、富士山はすっかり雲をかぶってしまいました。今回は無理でしたが、やはり来るなら午前中でしたね。場所が分かれば十分ということで、また今度来ることにします。

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岳南電車7000形:ジヤトコ前~吉原

1両編成の7000形が動き出していました。

日もだいぶ傾いてきたので、終点の岳南江尾駅に向かいます。

 終点・岳南江尾駅には何がある

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岳南電車7000形:岳南江尾駅Gakunan-eno station.

 

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岳南電車9000形車内)

 

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岳南電車9000形岳南江尾駅

 かっこいい。

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(終点・岳南江尾駅

駅名の字体が渋いです。終着駅ですが無人駅です。

近くを東海道新幹線が通っているくらいで、付近には何もありません(大きなスーパーが少し離れたところにありましたが)。終点としては微妙な駅で、何でここが終点?という感じの駅です。とても静か。

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 (岳南江尾駅付近)

 線路が残っていました。

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岳南電車8000形:岳南江尾

だいぶ暗くなってきました。寒くなってくるので、ここで、帰宅することにしました。

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岳南電車8000形:吉原Yosiwara station.

 

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岳南電車 吉原駅

 どこか宿泊して、静岡県内で乗り鉄してみるというのも面白かったかなと思います。鉄道ファンにとっても魅力的な車両が走っており、また駅舎もデザインが面白く、初めての訪問でしたがとても楽しめました。

 沿線にこれぞという観光スポットがあるというワケでもないので、散歩気分で気楽に歩てみるというのがいいかもしれません。天気のいい日なら、それだけでも楽しめます。

 

今回は時間が(興味もそれほど?)なかったので、日本最大のダルマ市「毘沙門天大祭」は完全にスルーしてしまいました。

2月16日(日)には、吉原商店街(吉原本町駅すぐ)で、商店街の道路を歩行者天国にしてイベントが開催されるそうなので、行くなら丁度良い機会ではないでしょうか!

富山地鉄の旅② 元 西武 特急レッドアローに乗る!Travel by the Toyama Chihō Raylway in Japan PART.2

9月に富山地方鉄道沿線を訪れた際の記録の続きです。

〇元 西武 特急レッドアローで立山に向かう!


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寺田駅立山方面ホーム)

やってきたのは、「特急レッドアロー号」として西武線で活躍した、 西武5000系電車でした。地鉄では、16010形と言うそうです。普通電車として運用されていました。

「昭和の電車」の雰囲気を強くまとったデザインで、かっこいいですよね。

 

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16010形電車・車内)

寺田駅から立山を目指します。ここからは立山線」となります。

車内はこんな感じです。シートは取り換えられています。

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16010形電車・車内)

車窓には田園風景。

丁度ごはんを食べるのにいいタイミングでしたが、何も持ってきていませんでした。おにぎりでも買ってきたらよかった。

なかなか買う場所がありません。

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千垣(ちがき)駅で下車しました。

〇千垣橋梁を渡る車両を撮る 富山の雄大な景色

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千垣駅

利用客が自由に書ける思い出ノートがありました。意外とたくさん書いてありましたが、何か駅の周りにあるのですかね。

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常願寺川に架かる千垣橋梁を走る電車)

この駅で降りたのは、事前に調べていた有名な撮影スポットがあるからです。

川に架かる道路の橋から撮影できます。

道路には歩道もあり、電車は速度を落として通過するので撮影には好条件です。ただ、方角的に順光は狙いにくいような気がします。

車で来て、橋上に停車して景色を眺めている人もいました。

 

また、千垣駅に戻るのではつまらないので、立山方面に歩いていくことにしました。

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有峰口駅

この駅も味のある駅舎で、鉄道ファンの中では有名なようです。

昔は小見駅と呼ばれていたようです。駅舎の上部に「」と書いてありますが、「」の部分は文字盤が落ちて「駅 小」となっていたようです。現在は、丁寧に「」が後から書き足されています。

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有峰口駅・駅舎内)

接骨院・病院・歯科・産婦人科などの広告が多いです。

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有峰口駅

立山行の電車が来たので、これに乗ります。交換駅になっていますね。

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立山

この駅ではケーブルカーに乗り換える人が多かったです。

立山線の雄大な車窓

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立山16010形電車

次の電車ですぐに戻ります。電鉄富山に乗車しました。

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立山線・16010形電車

なんと普通電車です。贅沢ですね。

この区間は車窓も素晴らしいです。

 

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立山線・16010形電車

 

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千垣橋梁を渡る16010形車内から)

乗客の中にはカメラを構えて写真を撮る人も。

写真では伝わらないと思いますが、迫力のある壮大な景色です。

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広角レンズでもあるといいなと思いますが、この時はまだ持っていなかったんですよね。まああっても、すぐに交換できないですけれど。

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岩峅寺駅

途中の岩峅寺(いわくらじ)駅で下車。

ここで、不二越・上滝線に乗り換えることにしました。

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電鉄富山に向かう16010形

乗ってきた車両を見送ります。

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泉岳寺駅を出る14720形電車

今年いっぱいで引退する車両なのだそうです(情報元:https://chitetsu.exblog.jp/239527306/ )今回は乗車することはできませんでした。

長くなりましたので、次に続きます。

 

次回は、コンクリートに囲まれた変わった駅舎を持つ大川寺駅を訪れた際の様子を記したいと思います。

 

日産の小型EVをレンタルして長瀞観光 Sightseeing with nissan new mobility concept in Nagatoro Japan

前回の続きです。

 今回は、秩父鉄道急行電車に乗った感想と、長瀞駅前の観光案内所で日産の超小型EVレンタルした感想を記します。

 This weblog articles written about how did I feel when I use Express train of Chichibu Railway line and when I rental nissan new mobility concept and drive in Nagatoro.

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 秩父鉄道の車窓から。三峰口寄りの線内は景色が良いです。

 Taken on the Chichibu Railway line.

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秩父鉄道 長瀞駅西武4000系

 This is Nagatoro station of Chichibu Railway .This train came from Seibu Ikebukuro line.

 長瀞(ながとろ)駅に到着しました。

 乗ってきたのは西武池袋線秩父線内から直通の車両で、ちょうど長瀞が終点です。気候も丁度良く、多くの観光客でにぎわっていました。

 

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秩父鉄道 長瀞駅

長瀞駅の味のある駅舎。

西武線内からICカードで来た人々が、改札で処理してもらっていました。

 

 このすぐ近くにある観光案内所の脇に、何やら奇抜な形の小型車両を発見。そんな予定はありませんでしたが、面白そうなので、乗ってみることにしました。

『モビトロ』をレンタルして観光する

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(「モビトロ」外観)

通称『モビトロ』レンタカー

 長瀞駅前にある「長瀞町観桜案内所」では、日産の小型EV「日産ニューモビリティーコンセプト」をレンタルできるのです。日本で発行された免許証を持ち、75歳以下で、普通自動車免許取得後1年以上経過しており、安全運転ができることが貸し出しの条件とされています。

 

モビトロ」利用料金は以下の通り。

1時間 1,700円 2時間 2,700円 3時間 4,200円

給油の必要がないのでガソリン代はかかりません。

 

この日は空いていたようで、予約なしでも乗れました。

利用手順としては、

  1. 観光案内所で操作説明の動画を見る
  2. 免許証の提示、申込書に記入、規約などを確認しサイン
  3. 実際の車で操作説明を受ける

という感じでした。

 

操作性

 操作はいたって簡単で、AT車と変わりませんが、クリープ現象は当たり前ですが無く、外車仕様でウインカーとワイパーのレバーが逆です。

 ぶつける人が良くいるのかは分りませんが、4輪が出っ張っているので内輪差に注意してくださいと言われました。個人的にはそこはあまり気になりませんでした。

 トランスミッションを挟まない電気自動車特有のスムーズな加速で、減速するときも回生ブレーキは一定に効くため、直感的に運転できとても気持ちの良い乗り物でした。

 真後ろは見えない点はバックする際に注意が必要ですが、直進・右左折する上では死角が少なく運転しやすいです。

座席

 二人乗りで、後部座席に座っても足は延ばせるため窮屈ではないようです。ただ、後部座席の場合景色が見えにくいようです。体格によると思いますが、そこはちょっと残念なポイントです。

乗り心地

 小さい車両だからガタガタするのではと思っていましたが、意外とよかったです。全く問題ない乗り心地でした。

 50キロ道路を走りましたが、全く問題なく流れにも乗れ、実用的だなと感じました。ただ、結構スリルがあります(笑)

 低速走行時では静かですが、ドアのない構造上、速度を出していくとモーターの音がよく聞こえます。鉄道ファンにとってはこれも、グッドポイント。CVT車に乗っていると忘れてしまう、加速と音が連動していることから生まれる楽しさに気づかされます。

 

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運転席からの視界はこんな感じです。

非常に面白い乗り物だったので、是非長瀞駅に行くときはレンタルしてみてください。

 普通の乗用車と同じように駐車場に停められますし、狭い道でもするする通れます。使い方によっては観光の幅が広がるのでお勧めです。

 1時間だとあっという間で試し乗りくらいしかできず、2時間くらい借りればよかったなと思っています。

www.nagatoro.gr.jp

 秩父鉄道急行車両に乗る

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秩父鉄道7500系)

元東急8090系

 

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秩父鉄道6000系

 急行に使われる元西武新101系電車。3両編成化され、中央部のドアを廃止。また座席はクロスシート化されています。秩父鉄道オリジナルカラーの編成ですが、とても似合いますね。

 

 最近広角レンズを手に入れたので、いろんな撮り方をしてみようと思って撮影した結果、変な写真になっています。お許しください。

 

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秩父鉄道6000系車内)

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秩父鉄道6000系車内)

 乗ってから気づく急行車両(要急行券)。初めて乗りました。

 ロングシート東急車だと、どうも通勤通学感が出てしまうのですよね。

 ボックスシートの車両に乗るだけでも旅情はアップすること間違いなし、ということで200円ぐらいだったと思いますが、急行券を買ってのるのもお勧めです。

 ワンマン電車なので、駅で改札を出る際に支払いました。

 

西武 新型特急 laviewに初乗車 New limited express named "Laview" for Chichibu Japan

お久しぶりです。まだ富山地鉄の記事を書き終えていないのですが、先にこちらを書いてしまいます。

 

 今年3月にデビューした、西武特急 Laview に初めて乗車しました。

 池袋駅から西武秩父駅に向かいます。特に西武秩父に用時はないですが、秩父鉄道で観光することにして、Laviewにあえて乗ってみます。

 3連休の初日などは満員だったりしますが、この日はそこそこの乗車率でした。

外観を撮る暇がなかったので、外観の写真はこちらをご覧ください。

 

予約して乗車する

 当日券売機で購入できますが、週末のため万一混んでいて乗れないと嫌なので、今回は予約して乗ることにしました。今回は往路のみの予約としましたが、休日天候のよい日などは帰りの時間が重なって混雑し「次のには乗れなかった…」ということがあるため、復路も予約しておくと便利です。

 こちらで簡単に予約し、特急券を購入できました。手順は…

  ①会員登録し、便を選び予約する

  ②パスワードが発行される

  ③発車時刻10分前までに、パスワードを各駅券売機に入力し購入する

 池袋~西武秩父までの特急料金おとな 710円 。

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 「Laview」に初めて乗った感想

 やはり座席に座ったときに感じるのは窓の大きさです。最初はホーム通過時に少し怖いくらいでした。

  座席の座り心地もいい感じです。80分の乗車でも、お尻は疲れませんでした。最新車両らしく、コンセント各席にあり、便利です。

 揺れも少なく音は非常に静かです。静かすぎるので煩い観光客グループが近くにいると逆に気になってしまうほど。

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(Laview車内:所沢~飯能)

Taken between Tokorozawa station and Hanno station on the Seibu Ikebukuro line.

飯能駅での座席転回ミッション

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 飯能駅で進行方向が逆転しますが、皆さん座席を転回する様子はありません。ここから長いのに…。是非、座席転回を強く促す車内放送を入れてほしいと思います。

現状では「座席転回するときは、前後の人に声をかけてくださいね~」くらいのニュアンスの放送をしています。ですが、なかなか転回しずらいのです。

 

〇池袋〜飯能 およそ40分程度

〇飯能~西武秩父 こちらも40分程度の所要時間です。

飯能はおよそ中間地点ということになります。座席は展開させた方が、心地よいと思いますがどうでしょうか。

 

飯能以降乗ってくる人はいないでしょうから、空いている座席に移動し転回。

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(Laview車内:西武秩父線内) Taken on the Seibu Chichibu line .

Laviewとすれ違いました。数が増えたことが実感されます。

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(Laview車内:西武秩父線内) Taken on the Seibu Chichibu line .

 太陽の向きによっては結構まぶしいです。冬は特に日が低いのでチカチカします。

 窓が大きいのは開放的でいいのですが、秩父線内に「おっ」と目を見張るような景色は少ないような気がします。(見慣れているからかもしれませんが…)皆さんはどう思われますか。

 

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(Laview車内:西武秩父線「正丸トンネル」内)

 車両端のモニターには全面展望の映像がリアルタイムで写されています。トンネルの多い秩父線内では、結構いい暇つぶしになります。

 平坦な区間ではホントにさすがの最新車両で静かでしたが、秩父線内のトンネルに入るとモーター音が響きます。「頑張って登ってるな~」と感じるわけです。トンネル内くらいでしかモーターの音は聞こえないといってもいい程です。

 個人的にはある程度うるさい方が、(ニューレッドアローくらいのほうが)音や会話の声に気を使わなくてよいので、いいのですけどね。

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横瀬駅Yokoze station

西武秩父線50周年」の幕が飾られています。

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(Laview車内:西武秩父駅Arrived at Seibu Chichibu station.

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西武秩父駅 到着後)

降りるとちょっと寒い。

 

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(西武秩父駅Seibu Chichibu station of Seibu Chichibu line

 秋晴れの西武秩父駅。かっこいい駅舎になりましたね。2017年の3月にリニューアル工事が終了したとのこと。駅舎の形は以前と変わっていません。

(https://news.mynavi.jp/article/20170410-a246/)

 

  4月には駅に併設する形で、温泉施設「祭の湯」がオープンしました。観光につかれたらひとっ風呂浴びて、帰路につきましょう。(フェイスタオル・バスタオルを持参しておくと安くなります。)

 駐車場は少ないので、休日は満車になります。電車で行きましょう。

西武秩父駅前温泉 祭の湯【公式サイト】

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西武4000系秩父鉄道線内)Taken on the Chichibu Railway line.

 西武秩父駅から、乗換駅の 秩父鉄道 御花畑(おはなばたけ)駅へ。乗り換えのために5分ほど歩きます。

 「池袋発 秩父鉄道直通の長瀞(ながとろ)行き」が西武線内から来たので乗車。

 トラップは秩父線内ではICカードは使えないということです。

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西武4000系秩父鉄道 長瀞駅Taken at Nagatoro staion of Chichibu Railway line.

長瀞止まりの電車なので、長瀞で降りて観光することにしました。

終わりに

 特急Laviewは、快適で新鮮味のある乗って楽しい車両だと思います。

 秩父に来る際は、是非マイカーではなく、西武秩父線 特急Laview・レッドアロー号を選んでみてください。坂を上るのは電車に任せましょう。駅前でレンタカーも借りられます。

 

 次は、長瀞駅前でレンタルした小型電気自動車「モビトロ」について書こうと思います。とても面白い乗り物でした。

モビトロ(超小型モビリティ)レンタカー | 長瀞町観光協会公式サイト

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(日産の小型電気自動車)

 

savefan.hatenablog.com

 

 

 

富山地方鉄道の旅① Travel by the Toyama Chihō Raylway in Japan PART.1

お久しぶりの投稿となりました。こんなに開けるつもりはなかったのですけれども、約1か月ぶりです。

大型台風接近中!

台風19号が迫っており折角の秋の休日だというのに外出できず、パソコンの画面に向かっています。

 

さて、今回からは数回に分けて、8月の終わりに富山地方鉄道沿線を訪れた際の記録を載せていこうと思います。一泊二日の行程で向かいました。

●途中下車しながら立山駅」まで向かう!

昼過ぎに富山駅に到着。新幹線でもよかったのですが、富山くらいまでなら高速バスで行きます。自宅からは東京駅まで行く方が面倒なのです・・。

夜行バスでは早く着きすぎるので昼行バスで。

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常願寺川に架かる鉄橋を走る地鉄電車を撮ろうと、電鉄富山駅から5駅目の越中荏原駅(えっちゅうえばらえき)でとりあえず下車しました。

どんよりとした曇天で、テンションもあまり上がらず…。写真もテキトーに撮ってました。冬場は澄んだ空気のなか背景の山々が映えてきれいなのでしょうね。

 

冬にまた来るよ!

(と大きく書いておかないと寒さに負けて外出しないので 笑 )

 

また同じ道を戻るのもつまらないので、次の越中三郷駅方面に向けて歩いていくことに。富山地鉄は、意外と駅間が短く歩ける距離なので助かりました。

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歩いているとなんだか少し日が差してきました。気持ちも上がります。

 

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越中荏原~越中三郷

曇天で気分も下がっていましたが、何とか晴れてくれました。良かった~!

富山地鉄にはカッコいい車両が多いですよね。地鉄電車のカッコよさを伝えられる写真を撮るには実力不足な自分ですけれど、上手な方が撮るとまた一段とかっこよく見えるんですよね。

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越中荏原~越中三郷

もっと事前に探せば良い場所はありそうですが、同じ場所で粘ってしまいました。

立山方面に向かう電車と宇奈月温泉方面に向かう電車が通るため、この区間は比較的電車が多く通ります。

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越中荏原~越中三郷

東京から来たロングシートの通勤型電車。メンテナンス面ではいいのかもしれませんが運用上は使いづらいそうですね。

近場の、秩父鉄道沿線に来ているような気分になります。

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長く使う気があるのであれば、中寄りの使えないドアは塞いで座席を設置したらいいのにと思いますが、やはり予算的に難しいのでしょうか。

 

さて、歩いて隣駅の越中三郷駅まで来ました。

(余談ですが…)写真撮影をメインに据えている方は自動車で巡る方もいらっしゃいますが、自分はとにかく徒歩と電車移動のスタイルで行きます。自転車を持ち込んで…というのもいつかやってみたいですね。

 

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シンプルな駅です。

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味のある駅でした。この駅に限らず富山地鉄にはいろいろなデザインの古い駅舎が残っていて、途中下車してみると面白いです。

全ての駅で途中下車している方のブログを事前にいろいろ調べているときに拝見しましたが、駅ごとに個性があって面白そうでした。

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越中三郷駅宇奈月温泉立山方面ホーム)

すっかりきれいに晴れてきてくれました。ホントに良かった。

景色を楽しむ旅なら、天気も重要な要素です。

 

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(車内)

すでに通勤通学時間帯を外れていたので、2両目にはほかに乗客がいませんでした。ということで車内からパシャり。来たのがロングシートの車両じゃなくてよかった(笑)

移動中の軽食として、おにぎりか何かを電鉄富山を出る前に買っておけばよかったと後悔…。

 

寺田駅まで乗車しました。この駅で立山まで続く立山と、宇奈月温泉駅まで向かう地鉄本線が分かれます。今回は宇奈月温泉まで行くと遠いだろうということで立山へ乗り換えました。

 

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寺田駅立山方面ホーム)

やってきたのは「特急レッドアロー号」として活躍した西武5000系電車

地鉄では普通電車としても運用しているのですよね。

 

 

長くなりましたので続きはまた次回に回そうと思います。では!

ご覧いただきありがとうございました。

京急事故報道に対する批判をみて思ったこと

この記事では誰かを悪く言おうという意図はありません。また、京急についてはほとんど利用しないためよくわからない人間が書いていることをご了承ください。記事の目的は京急事故報道に対する明らかにズレた一部の批判について考えることです。

www.sankei.com

京急事故報道に対するSNS上での批判

ご存知の通り先日大きな事故がありました。この事故を受けてTwitterでは、「がんばれ京急」「ありがとう京急」「負けるな京急」などのハッシュタグが付けられた、運転再開を願い応援したり、運転再開への感謝の意を述べる投稿が数多く見られました。

そのなかで多く見受けられたのが、「なぜ止まれなかった」「運転士歴は一年1か月」などという見出しを掲げたマスコミの報道など、主に京急の過失を問うような報道に対する批判です。

 

例えば「電車は急に止まれないのだから仕方がなかった事故だ。マスコミは京急を悪者にしようとしているが、今回の事故で悪いのは無理に侵入したトラックであり、京急は絶対に悪くない」などという趣旨の意見や、「運転士歴を報じるなんておかしい。マスコミは運転士のせいにしようとしているのだ。マスコミは運転士歴が長ければ止まれたとでも言いたいのか。」といった意見です。

 

また京急側の過失はないと擁護する意見としてよく見られたものを総合すると

京急は先頭車両に台車が重いモーター付き車両を採用したり、これだけの対策をしている。ほかの鉄道会社だったらこれだけの死傷者では済まなかったはずだ。よって京急は悪くなく、京急の過失ばかりを問うマスコミは腐っているのだ。」というものがあります。

 

news.tv-asahi.co.jp

 

批判は正しいのか

ではこれらの批判は根拠をもって行われ、適切な批判であるといえるでしょうか。

私が記事や報道を見たところでは、そのように京急の責任を過度に追及したり、運転士の責任を過度に問うような報道、すなわち「運転士が悪い」だとか「京急が悪い」と明確に主張しているものは見受けられませんでした。どれも、京急側が発表した事実を単に述べているだけのように思えてなりません。(ワイドショー等は見ていません。)

私にはファンとしては都合の悪い事実を無視して記事を解釈し、拡散しているように思えます。つまりやっていることは、そのような人々が主張する「都合のいいところだけ切り取って広める」というマスコミの手法と全く変わらないように思えたのです。言ってしまえば「『これはフェイクニュースだ!』と都合のよいところを切り取り拡散するフェイクニュース」です。

 

一つずつ見ていきたいと思います。

 

まずは「なぜ止まれなかったのか」京急の責任を問うことになるような報道に対する「電車は急に止まれないのだよ」という意見。

今回の事故では、踏切に異常物を検知した際に、京急自身の想定では止まれる距離に電車がいた(1キロ以上手前にいた)ことが確認されています。つまり、踏切に異常物を知らせる信号機がうまく機能していて、すぐにフルブレーキをかければ「十分に止まれるはずだった」可能性が高いと考えられています。それなのに「なぜ止まれなかったのか」ということが問題となっているのです。

→「電車は急に止まれないのだから仕方がない」というのは批判としては成立しないといえるでしょう。

 

「運転士歴を報じるなんておかしい。マスコミは運転士のせいにしようとしているのだ。マスコミは運転士歴が長ければ止まれたとでも言いたいのか。」といった意見。

「運転士歴は1年1か月」というのは京急が発表した一つの事実であり、だからといって「運転士が悪い」とは報じられていません。

また「運転士さんはやれることはやってくれた」というのももちろん一つの事実かもしれません。しかし、「だから運転士さんは悪くない」と主張するのは現時点では無理があるでしょう。「運転士さんは絶対に悪くない」と言える根拠となる情報は報道されておらず、適切な位置に設置されていた特発信号機を見落とした、もしくは無視した可能性は否定できないと考えられているからです。

 

似たような意見を総合すると「京急はやれることはやっていた。先頭車両をモーター車にしたり、線路を標準軌にしたり、高い安全へのこだわりがあるのだ。なのにマスコミはそれについては全然報道せず、京急たたきに必死だ。安全意識の高い京急だからこそ事故の死傷者これだけで済んだのだ。ありがとう京急。」といったものがあります。

まず、事故のきっかけを作った人物であるとはいえ、トラック運転手が亡くなっているのにもかかわらず、「安全意識の高い京急だからこそ事故の死傷者これだけで済んだのだ。ありがとう京急。」といった趣旨の言葉には共感できません。個人的にはもう少し想像力をもって発信していただきたいなと思うわけです。(「復旧頑張ってくれてありがとう京急」はわかりますが…。)

今回の事故ではこれは問題ではないでしょう。問題なのは「止まれたはずなのに止まれず、衝突・脱線し、死者が出た。」ことだと思います。

また、「先頭車両が台車が重たいモーター車両…」というのは、どこかに根拠(データ)があって京急が採用しているのだろうと思いますが、私たちには、それが今回事故被害の軽減に役立ったかについては明確な根拠は見いだせないはずです。「衝突相手が箱状のトラックであり、中身が果実だった」「ラッシュ時間帯でなかった」という様々な条件が重なっての、今回の事故状況です。

 

「悪いのは踏切に無理に侵入したトラック運転手であって、京急は全く悪くないのに、マスコミは京急ばかり悪者にしようとしている」という主張

確かに、今回の衝突・脱線事故のきっかけは間違いなく無理に踏切に進入したトラック運転手でしょう。だからと言って「すべてトラック運転手の責任で、京急は悪くない」と言えるでしょうか。答えはNOでしょう。

なぜなら京急の電車が止まれたはずなのに止まれず、トラックに衝突・脱線し死者が出ている」からです。

「トラックのせいだ」というのは、確かにそのとおりであると思いますが、例え無理に侵入したトラックがいなかったとしても、同じ場所で故障し立ち往生してしまった車や、線路に挟まった車いすがいて、障害物検知装置が働いても、非常ボタンが押されても、時速120キロの電車は止まれずに突っ込む可能性があったことは問題でしょう。これらの安全のための機構が実は機能しない可能性があることが、今回の事故で見えてしまったわけです。

 

終わりに

この記事の最初に張った産経新聞の記事によると、京急は 約600メートル手前から信号は見える と述べ、つまり信号を見てブレーキをフルでかければ止まれた設計だと主張。一方運転士は 信号の発行を確認しブレーキをかけた と主張しているそうです。

ですから、今後はどのタイミングでブレーキをかけたのかが争点になるそうです。

  • 時速120キロ走行時に京急が主張する600メートル前から特発信号機は見えない(非常ボタンを押しても止まれない状況だった)可能性
  • 600メートル前には特発信号機は見えたが運転士がフルブレーキをためらったか、見落としたか、ダイヤ重視のために無視した等の可能性。
  • ブレーキ性能の不良

などの京急側の原因が事故を起こした可能性が指摘されています。よって記事を読んでいれば、無条件に京急を擁護することは本来できないはずなのではないかと私は個人的に思いますが、どうやら現時点でもTwitterなどでは擁護する声が上がっています。また個人的には「記事を読んでいるのか?」と疑問に思えるような的外れな批判も多く見受けられました。

そもそも「マスコミ叩き」を目的としている人々・京急の過失、つまりファンである自分にとって都合の悪いことを無視し、都合よく解釈しようとしている人々などがそういった擁護する主張を繰り返しているのではないかと個人的には思います。

そういった無理な主張が果たして京急に対し良い結果を導くかというと、疑問です。

「マスコミ叩き」を信条としている人はそれも自由ですから何も言う権利はないわけですが、京急を擁護したいがあまりに、あまりにも意味不明な擁護やマスコミ批判をしたり、都合よく切り取った報道の一部を拡散したりしている方が多く見受けられ、残念に思ったことからこの記事を書きました。

 

様々な意見があるかと思います。

「それは違う!」「確かにそれは…」など…ありましたら、コメント欄に残していただけると嬉しいです。どなたでも書き込める設定にしてあります。

ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)乗車記

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5月にかねてから乗車してみたいと思っていた「ゆとりーとライン」(名古屋ガイドウェイバス)に乗車した際の記録です。写真はすべて平日の20時ごろの様子。

ゆとりーとライン

ガイドウェイバスシステム」を採用し2001年に開業した路線。拡大が見込まれた都心方面への交通需要をさばき、道路渋滞を緩和することが目的とされました。専用軌道のおかげで道路渋滞に巻き込まれず、定時制と速達性を確保できます。また、専用軌道にはガイドウェイが備えられ、専用軌道走行中はハンドル操作が不要です。

 

また、渋滞する地区には高架専用道を建設し、郊外は地上を普通のバスとして走行できるので、需要の変化にも従来の鉄道より柔軟に対応できそうです。建設費もモノレールや新交通システムに比べれば安くすむでしょう。地図で見たところ路線全体の2/5くらい(目測)が専用軌道を用いるようです。

 

最近よく聞くBRT(バス・ラピッド・トランジット)ですが、国土交通省HPによればこんな要件を満たす交通システムをBRTと呼ぶようです。

「BRT(Bus Rapid Transit)は、連節バス、PTPS(公共車両優先システム)、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となる高次の機能を備えたバスシステムであり、地域の実態に応じ、連節バス等を中心とする交通体系を整備していくことにより、地域公共交通の利便性の向上、利用環境の改善が図られます。」

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk1_000011.html,2019年9月2日閲覧)

連接バスではないものの、「ゆとり―トライン」もBRTのお仲間と言えそうです。ただ、他のBRTとは違って大型二種免許のほかにも

ガイドウェイバスは『軌道法が適用されている鉄道の一種』ということになります。このため、ガイドウェイ区間を運転するには、無軌条電車運転免許が必要になります。」

中日新聞プラス,2016年12月13日,https://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_id=6003&comment_sub_id=0&category_id=264,2019年9月2日閲覧)

とあるように、なぜか軌道の無いトロリーバスの免許である「無軌条電車運転免許」が必要とのこと。なんででしょうか(^^;)??

 

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大曽根駅に入る車両

名鉄・地下鉄・JRの通る大曽根駅ガイドウェイバスの始発駅です。広く造ってあるので朝は相当混雑するのでしょう。

バスが画面奥の転回場でぐるっと回ってこちらのホームに入ってきました。ここだけ見ると普通のバスターミナルにいるのとあまり変わりません。

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大曽根駅

中ドアから続々と乗り込んでいきます。今回はsuicaで乗車しました。乗車方法も後ろ乗り前降りの普通のバスと変わりありません。安心です。

運賃:ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)

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森山駅ホームから

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駅の外観

大曾根駅から3つほど乗って森山駅で下車しました。乗った感想ですが、途中で信号などで止まることもないので快適でした。立っていても楽だと思います。運転士さんは「制限40」などとカーブの制限速度を喚呼していました。

この日はすでに遅い時間で、専用軌道を走るバスだからこその活躍ぶりは見られませんでした。朝夕のラッシュ時間帯などに本領が発揮する姿を見てみたかった。

駅の外観はほとんどモノレールの駅と同じです。地味です。

乗り心地は?

当然ですが、乗り心地は普通の路線バスとあまり変わりません。ただスピードを出せる分意外と揺れる印象を受けました。

また、専用道路の壁に音が反射するためか、走行音(タイヤと路面の摩擦音)が普通のバスに乗っているときよりも大きく感じました。

MT車だったため変速ショックがあり、そこは「ゆりかもめ」などの新交通システムとの乗り味の違いかなと思います。将来的に電気バスになったら、加速もスムーズでよさそうです。

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森山駅ホーム

ホームはこのような感じです。これだけ長く取ってあるのは混雑防止か、また朝ラッシュの時間帯には連なって団子状に止まることもあるからでしょうか。連接バスでも運行は可能そうに見えました。

また、エレベーターも完備され「駅」と思わされるような立派な設備でした。

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走り去るバス車両

発車したらあっという間に暗闇に消えていきます。専用軌道に照明は見当たらず、駅から見ると真っ暗でした。

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暗い軌道を照らすヘッドライト

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この日はもう辺りは暗く乗っていても景色はよく見えないので、このバスに乗って引き上げました。

モノレールを通すほどの需要ではないけれど、確かに移動で困っている人が多い地域で、「ガイドウェイバス」が活躍しているようです。

今のところ国内唯一の「ガイドウェイバスシステム」だそうですが今後ほかの地域でも採用されることはあるのでしょうか。

 

※誤りなどがありましたらコメント欄にてお知らせください。